ICO投資 リスクを知れば騙されない
ICO投資のリスク
詐欺
持ち逃げ
事業破綻
上記が懸念されるICOを除外すると・・・
上場後に価値高騰激アツICOは、1割程度とも言われています。
ちょっと怪しくない?と噂のICO
MOOVER
MOOVERはどのようなビジョンを持った ICOなのでしょうか。
ホワイトペーパー抜粋 (MOOVERホワイトペーパー 日本語)
【世界中のモバイルユーザーと余ったデータ通信量のシェアを可能にし、より安価に快適な
インターネット環境を提供する】
ざっくり言うと、余った定額通信料をシェアできる環境を作りましょうってことでしょうか。
では具体的にどのような流れで通信料のシェアを行うのでしょうか。
・MOVEトークンを発行して通信料の取引を行う・取引の最小単位は0.001GB(1MB)
・取引のトランザクションはAIが判別
・AIの精度はディープラーニングにて向上
・スマホアプリにて余った通信料の売買が可能
となってますね。
実現したら素晴らしいサービスになる予感がしてきます。
しかし、いくつか気になる点があります。
ブロックチェーンが未定
ホワイトペーパーには【イーサリアム上でスマートコントラクトを構築し、分散型アプリケーションを
構築したい】と記載があり、その後に【イーサリアムに固執せず、幅広い技術選定を行って
使用するブロックチェーンを決める】と記載がありました。
つまり、ICOがスタートしているにも関わらず、まだ使用するブロックチェーンが決まっていないのです。
携帯会社ごとの通信規格への対応
データ量をシェアすると聞いて「エッ」と思わず声に出してしまった点です。
ロードマップには各通信会社へ交渉を 行う事が明記されていますが、
具体的にどの通信会社との 交渉を行うかは明記されていない。
ちなみに、日本の通信会社では4Gという規格が普及していますが、世界では未だに
GSMという 通信規格が一般的です。
更に、日本の携帯3社(楽天が参入すると4社)ですら足並みを揃える事が できていないのに本当に
世界中の通信会社を 結びつける事ができるのでしょうか?
実現できたら超画期的です。!上場後の価格も瀑上げするでしょうね。
しかし、これら重要な点に関してはホワイトペーパーに記載されていません。
運営元に関するネットの噂
MOOVERに関してネット上である噂が流れています。
「経営陣は架空の人物ではないのか?」という疑惑です。
実際に確認は取れていないので、確証のある情報ではありませんが、
・CEOのJohn Peterson氏の情報が全く出てこない。
・Twitterのアカウントが確認できない
・写真すらなく、自画像的な絵しか確認できない
・他の経営陣もTwitterなどでMOOVERに関する情報配信が不明
ICOなどではTwitterが情報拡散のツールとして かなりの割合で使われています。
ところが、ホワイトペーパーに記載されている首脳陣はMOOVERに関わるツイートを一切投稿していない。
ICO投資 抑えておきたい注意点
ビジネスモデル自体は非常に素晴らしいが、問題は実現可能なのかどうかです。
ICOへ投資を行う場合は、 ビジネスモデルにしっかりと目を向けて情報を元に精査する必要があります。
今ある情報だけでは、MOOVERはICO投資として踏み出すのは困難と思います。
勿論、今後、具体的な情報が発信されれば、有益なICOになる可能性は○かと思います。